お母さんに対して感謝できない、不平・不満を言ってしまう。
なかなか素直になれなくて、
無意識で、私のことはわかってくれない。。。という諦めも蓄積してしまっている。
そんな人はいないでしょうか?
私のお母さんは、小さい頃は特に厳しい人でした。
一人っ子の私に、一人っ子に見られないようにする為に厳しく躾をしてくれたのだと思います。
小さい頃はよく怒られたり、おもちゃを出しっ放しにしていたり、言われた事を守れていなかったりすれば、お尻を叩かれたりもしていました。
母の格言は「目には目以上、歯には歯以上!!」です(笑)
(これだけでも厳しさが伝わってきますよね?)
なので、人が嫌がることはしないこと。人に嫌なことをしたら、自分には倍以上になって返ってくるんだってことを、腕をつねられたりしながら身をもって躾をされてきました。
なので、常に他人の動きや様子を観察しては、その人が考えてることを先回りして行動するように心がけ、褒められるような行動をするのが習慣化されたんですね。
そんな私にとって、誕生日とは自分が祝ってもらうのが当然の日でした。
祝ってもらえないと、寂しいとか、忘れられてる。。。とか思って、相手を責めてしまったり、いじけたりしていた。
どうせ私なんて・・・・と悲劇のヒロインになりやすい傾向もありました。
でも、そんな気持ちも言ってはいけない、言えないままでした。
なぜなら、自己主張をすること=わがままになるから、母から言われていたタブーな事になってしまうので、こうしたい!あぁしたい!こうしてほしい!を言うことは、だんだん無くなっていったのだと思います。
そんな母との良好な関係性を保つ秘訣として、私が努力してきたポイントは、
とにかく母の機嫌を損ねないように振る舞うことでした。
母の愚痴があれば、とことん聞いてあげる側にまわる。
そこに対して自分なりのアドバイスや意見を言ったとしても、それを聞き入れるような母でもなかったし、それを何度か繰り返していくうちに、母に何を言っても受け入れてはもらえないんだ・・・という諦めに入っていき、もうひたすら受け身のポジションを取る事をいつの日か決断したんだと思います。
母の言うことは聞く!守る!ことで、母との関係性に波風を立てないようにしようと努力をしてきました。
それによって、母の機嫌は保たれ安定はするので、一見問題がないように思っていました。
また、人に合わせることが当たり前のようにできるような子になっていたので、世間的には問題のない自分にはなれてたと思います。
世間からの私に対する評判は以下がほとんどです。
気の利く子
しっかりしている
一人っ子には見えない
一方で、
一人でなんでも頑張ろうとする
人に頼ることができない、無理してしまって体を壊す
いつも気を使っているので、人といることが疲れてしまう
いつも自分をよく見せていないといけない
ありのままの自分を出せる場所がない
本音が言えない
心の安心する時がない
などの、私の悩みは増えるばかりでした。表面的には、外向けには確かにいいが、自分自身がどんどん苦しくなっていく構造になっていたんですね。
そんな中で出会ったnTech(認識技術)を通して、私はある劇的な変化を遂げることができるようになりました。
自分に対するイメージが変わったのはもちろんのこと、母に対するイメージも大反転してしまったからです。
母が一人っ子に見られないように・・・と、その躾をしたくなる背景も理解ができましたし、それは母だけの問題ではなく、この日本社会というもっと大きな視点からくるものであることも理解ができました。
また、真面目な母だけに、初めての子育てに困惑しながらも、母親としてこうあるべきだという責任感のようなものもあったんだと思います。
母親、娘というそれぞれのポジションに固定されたままでは、お互いの事を理解することはとても難しいものです。
お互いの立場を超えたところからの出会いを通して、初めて相手そのものと出会うことができるようになるのです。
母に対するイメージが変わってから、私にとって誕生日が祝ってもらう日から、母に『産んでくれてありがとう』を伝える日に変わりました。
できれば、毎年、私が生まれた時刻に合わせて伝えるように心がけています。
(忙しくてなかなかそれができない時もありますが、必ず欠かさず電話しています)
そして、母の誕生日には、母からおばあちゃんにもありがとうを伝えてね!と言うようになりました。
これは、自分の認識の変化から、誕生日に対するイメージの変化、考え方の変化が起き、自然と行動までの変化が起きた結果だと思います。
今こうして自分が生きていることが、当たり前ではない事を、日々噛み締めながら一つひとつの出会いを大切にしていきたいと思っています。
お母さんとの関係性を整理したい方には、オススメのセッションがありますので、一緒に整理して見ませんか?ご興味ある方は、こちらまでご連絡ください。