前回のブログで、私が人の目を気にするようになった背景や、人とつい比べてしまうようになってしまった原因、結果、自分に自信が持てなくなってしまったキッカケとなった事件についてお話をさせていただきました。
このショックな事件の裏には、「なんでありのままの自分でいることがいけないんだー!!!」
という怒りの感情も、奥底にはあったと思うのですが、当時の私はその怒りの感情を外に出すこともなく、我慢する結果になったんですね。
その怒り、悲しみの涙は無意識深いところに押し込められ、それらの感情をぐっとこらえて、私が意識的に取るようになった行動が「人にもっと好かれるような自分、人に気に入られるような自分」になることでした。
その結果、そこから先の人生では、他人にどう思われてるのかが気になって仕方がなく、常に「自分のことをどう思われているんだろう」という不安・恐怖から逃れることがなくなりました。
そして、人と接する時には、一生懸命周りの空気を読んで、相手に好かれるような自分になることに必死で考えなくてもオートで自分を取り繕うようになった為、自分が自分でもよく分からなくなっていきました。
なので、人と接すれば常に緊張し、気を張っていなければならない為、人間関係は疲れるものでしかなく、合わせることでしか関係性を築けるイメージがなかったり、自分を出すということもよく分からなくなってしまっていました。
そして、根底には、「どうせ誰からも愛されない私なんだ」という諦めと挫折感、絶望感が募っていき、気づけば本音で話せるような人が誰もいない、孤独な人間になっていたのです。
本当はそうしたくないのに、そうなってしまっている自分にも怒りが出るし、悲しくもなるけれど、何をどうすればいいのか、変化の対象も方向性も全く分からなかった私は、人生の迷子状態で彷徨っていました。
そんな私がnTechと出会い、まずは自分の心が不安定で条件によって安定を得られていたところから、どんな条件にも変わらない不動心、安心を得ることができるようになったのは大きな変化だと思います。
そして、人に合わせることでしか人間関係を築くことができなかった私が、人間だったら誰もが持つ観点(人間の初期セッティングの問題)の問題をわかり、その違いを超えられるHITOTSUのイメージを得たことで、誰とも何とも比較不可能な、唯一無二の存在、尊厳そのものの自分になれたのです。
尊厳そのものの自分になったら、比較する対象が存在しなくなります。比較したくても比較できない、境界線がなくなる世界と出会ったからです。
そこは、比較する主体の自分もなければ、比較する対象もない分離がなくなる世界です。そもそも境界線がなかったら、自分と他人の区別もつけることができません。
人間は、常に目で見てしまうことによって、自分と他人を分けて、ジャッジするようになっているのが人間共通の初期セッティングの仕組みなのです。
この人間共通の初期セッティングの仕組みを知れば、誰も責めることができないことがよく分かります。
人間が目で見ることは不幸の原因でしかありません。目で見る世界は、上がったり下がったりが終わりなく繰り返されるから、条件によって心が安定したり、不安定になったりと忙しいので、生きるのが大変です。
nTechと出会った私は、人と比べることが本当になくなりました。なぜなら、比べてしまう自分は本当の自分ではなく、作られたほんの一部分の自分であり、偽物の自分、思い込みの自分であったと明確に気づくことができたから。
もし、今、人と比べて自信をなくしている方も、本当の自分と出会うことができたら、その自分から必ず抜け出せる道はあります。まずは、自分を知ることからスタートしたい方は、個人セッションもおすすめします。
ダイレクトに、人間共通の初期セッティングの仕組みを知りたい方は、次回私が札幌で担当するNR1Dayセミナーへご参加いただければと思います。
人と比べては落ち込んでしまう、自信のない自分を終わりにさせて、共に安心と信頼ができる関係性を築き、本音でなんでも話せる仲間を増やしていきませんか?