不完全な存在を超えて

守ろうとする自分があれば悟りじゃない

守ろうとするものが全て無くなった時こそ

本当の悟りと言える

 

少しでも我があれば守りたくなるもの

執着したくなるもの

 

手放すのが怖いから

必死で守ろうとする

意識ではなく無意識深くで

オートで守りに入る

そして外を攻撃する

 

それが存在意識

ダイヤモンドより硬い我意識

不完全な存在

 

自分という殻を

必死に守るために

一生懸命主張する

 

 

そんな自分は幻なのに

そんな自分は偽物なのに

そんな自分なんて本当は無いのに

 

 

無いものを

有ると思い込んで

信じ込んで

一生懸命に守ろうとしてきた

長い長い人類歴史

 

 

もうそろそろ

終止符を打つ時だ

 

 

不完全存在によって流れる涙

不完全存在によって流れる血は

もう終わりにしなければならない

 

 

不完全存在を超えて

完全認識の世界へ

 

尊厳そのものに溢れた

真の平和な世界へ

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